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(14)   「天王寺動物園と私」  宮下実園長より    (3/8)
 小学4年のときに父は福井市にある支店に転勤となった。福井の最初の印象は、
なんと人の少ない、ビルのない、車の少ない街なんだろうということと、広く空が見える
ということが心に残った。しかし引っ越しの騒ぎが収まり、休日に自転車で家から少し
遠出をしてみると、田や畑、池、小川があり、大阪のコンクリート護岸の生命を感じさせない
黒く濁った河に比べ、水が透き通り、水草が繁茂し、土手には植物がおい茂った小川は
私には魅力的な世界であった。
 大阪のわずかな空間でしか見かけなかったチョウやトンボがここではどこにでもいた。
さらに水中を覗き込んで驚いた。メダカがいたのである。さらによく見れば小ブナや
ゲンゴロウもいる。池の端には泥の穴があり、そこからは赤く大きな鋏を持った
アメリカザリガニが悠然と顔を覗かせていた。図鑑でしか知らないこれらの小動物を
目の当たりにして、私はまさに狂喜の世界へと突入してしまった。休日はもちろん、
普段の日も学校が終わるや網を持って野や田畑、池や小川に赴き、昆虫採集は無論のこと、
ザリガニやメダカなどの採集に熱中するのが日課となってしまった。
 これらの採集中に時折出くわすシマヘビやアオダイショウも、初めて目にした時は
恐怖のあまり足が竦んだものである。そのうち徐々にウロコがはっきりと分かる距離にまで
近づくことができるようになり、意を決して初めてヘビを素手で掴んだときのヘビの冷たさに、
一瞬ゾクッとしたのを今でも覚えている。トカゲやカナヘビは何度も捕まえ損ない、自切して
残された尾が何故動くのか不思議で、動きが止むまで厭きもせずに長い間見ていた。
また、板壁の節穴にハチが出入りしていたので、中はどうなっているのだろうと覗きこんだ
途端、巣穴から飛び出してきたアシナガバチに攻撃され、必死で逃げたものの背中を
一刺しされ、その時のあの激痛、これも忘れられない思い出。

    (新世界NOW 宮本)
Copy right(C) 2009 宮下実「天王寺動物園と私」 ALL right reserved
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